働き方を学び、自分のキャリア形成に活かす 2019年度 職場研究Vol.3「株式会社フジタ」
2019.10.28
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広島工業大学には、大学1・2年生の早い時期から就職について考えるプログラム「職場研究」があります。これは、機械製造業界・食品製造業界・IT業界・建設業界などさまざまな現場を見学し、働く人から直接話を聞くことで、将来の職業選択に役立ててもらうことを目的に毎年実施しているものです。今年度も7社の企業にご協力いただきました。ここでは9月17日に株式会社フジタを訪問した様子をご紹介します。
広島で100年以上の歴史を持つ、老舗建設会社
大型商業施設やおりづるタワー、広島赤十字・原爆病院など、広島で高い実績を誇る総合建設業(ゼネコン)「株式会社フジタ」。大和ハウスグループの一員でもあり、近年は海外事業や都市再生事業、災害復興事業などにも力を入れ、活躍の場を広げています。
38人の学生が広島支店を訪問し、会社説明と施工現場の見学を行いました。
ご説明いただいたのは、総務部の辻道大瑛さん(左)と作業所配属で広島工業大学OBの伊舎堂翼さん(右)
施工管理の現場を通して「働く」を肌で感じる
最初に辻道さんから会社概要の紹介に加え総合建設業(ゼネコン)のお仕事を説明いただきました。続いて伊舎堂さんが今回の見学場所である建設中の自動車ディーラーの建物について解説。工事概要図や工程表などを用いながら、施工管理の仕事について詳しくわかりやすく教えていただきました。大切にしていることは協力会社の作業員や近隣住民への細かな気遣い、安全への配慮を徹底すること。学生たちは真剣な眼差しで話に耳を傾けていました。そして、いよいよ実際の現場へ。3人の新入社員が学生たちを出迎え、現場を丁寧に案内していただきました。
新入社員の案内のもと施工中の現場を見て回る参加学生。
男性のイメージが強い現場ですが新入女性社員も活躍中。女性目線から仕事の様子をお話いただきました。
参加学生に話を聞きました。
石原成翔さん(建築工学科1年)
「高校時代、進学か就職かで悩んだので大学では早くから将来を考えておきたいと思い参加しました。仕事現場を体感できたこともよかったですが、上手く質問できなかったり、気持ちよく挨拶できなかったり、職場研究を通して自分の課題が見つかったことが一番の収穫です。今後の生活で意識して改善に取り組み、次の職場研究に活かしていきたいです」
「現場はもっと固い雰囲気だと思っていましたが、社員の方は明るくとても接しやすかった。施工管理のイメージが変わりました」と石原さん。
「大学時代のつながりが大きな財産になる。教授、先輩、友達とのご縁を大事にしてください」とOB伊舎堂さん。
質疑応答では海外勤務に関する質問にもお応えいただき、グローバルな働き方に対するアドバイスもいただけたことで、建設業をめざす学生はもちろん、海外での仕事に興味を持つ学生にとっても収穫のある1日となりました。株式会社フジタの皆様、ご協力を賜り誠にありがとうございました。