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女子学生が企画・出展し、地域活性化へ 「JCDキャロットマルシェ」を初開催

2019.11.20

このニュースは、クローズされました

本学には女子学生のキャリア形成や就職支援をする女子学生キャリアデザインセンター(通称:JCDセンター)があります。ここでは女子学生たちが様々なプロジェクト活動を行い、自身の成長につなげています。10月20日、地域活性化を目的に旧玖島小学校で定期的に開催しているカフェ玖島学園&くじまルシェ(野菜市)にJCDが参画し、初企画「JCDキャロットマルシェ」を開催しました。その様子をお伝えします。

会場となった旧玖島小学校では、気持ちのいい秋空が広がっていました。

会場となった旧玖島小学校では、気持ちのいい秋空が広がっていました。

手作りスイーツ&ドリンクを提供
食堂では、「LEAF GARDENメニュー開発プロジェクト」と「キャロミプロジェクト」のメンバーが手づくりのパンケーキとドリンクを販売提供しました。メンバーはこの日のために話し合い、パンケーキは抹茶やチョコなど3種類、ドリンクはタピオカを使ったものなど4種類のレシピを開発。お客さまからは「見た目も可愛らしくて、とてもおいしい」と好評を得ていました。

小さめのパンケーキを4枚1セットにして販売。子どもや高齢者にも食べやすく、大人気!

小さめのパンケーキを4枚1セットにして販売。子どもや高齢者にも食べやすく、大人気!

ドリンクは見た目もカラフル。流行のタピオカを使うなど、女子学生らしさが出ていました。

ドリンクは見た目もカラフル。流行のタピオカを使うなど、女子学生らしさが出ていました。

女子学生が養蜂・採蜜したハチミツを販売
今年度から新しく動き出した「ハニープロジェクト」は、玖島にも小規模養蜂場を構えているハニー・プラスと共同して養蜂・採蜜・商品開発を行っています。この日は、自分たちが採蜜したハチミツを販売。また、ハチミツができるまでの過程も紹介しながら、訪れた人たちに蜜絞りの体験をしてもらいました。

女子学生と一緒に蜜絞り体験する子どもたち。甘い香りに誘われて、たくさんの人が行列をなしていました。

女子学生と一緒に蜜絞り体験する子どもたち。甘い香りに誘われて、たくさんの人が行列をなしていました。

ハチミツは香り豊かで濃厚な味わいが特徴。女子学生が一つずつ量り売りしていきました。

ハチミツは香り豊かで濃厚な味わいが特徴。女子学生が一つずつ量り売りしていきました。

つくって、遊んで、学べる「体験ブース」盛りだくさん
体育館では「プログラミング教室」や「出張理科実験教室」のメンバーがロボットカーのプログラミング体験、スライムづくり、マスキングカレンダーづくり、輪投げの4つの企画を行い、子どもたちにものづくりや科学の楽しさを感じてもらいました。またグラウンドではペットボトルロケットの発射体験を実施。勢いよく飛び出すロケットの迫力に驚きながらも、夢中になっていました。保護者の方からも「普段なかなかできない体験がたくさんあり、また大学生とも触れ合えてとてもいいですね」とお言葉をいただきました。

好きなデザインのマスキングテープを貼ってオリジナルカレンダーを製作。子どもたちの個性あふれる作品が出来上がっていました。

好きなデザインのマスキングテープを貼ってオリジナルカレンダーを製作。子どもたちの個性あふれる作品が出来上がっていました。

輪投げは、投げる距離や輪で狙うピンを子どもの年齢に合わせて工夫。小さい子も笑顔いっぱいで楽しんでいました。

輪投げは、投げる距離や輪で狙うピンを子どもの年齢に合わせて工夫。小さい子も笑顔いっぱいで楽しんでいました。

スライムづくりでは、つくり方を教えながらなぜ固まっていくのかを子どもたちにわかりやすく説明していました。

スライムづくりでは、つくり方を教えながらなぜ固まっていくのかを子どもたちにわかりやすく説明していました。

プログラミング初体験の子どもも、女子学生が教えるとすぐに理解して夢中になっていました。

プログラミング初体験の子どもも、女子学生が教えるとすぐに理解して夢中になっていました。

ペットボトルロケットが勢いよく発射すると、その迫力にたくさんの子どもたちが驚いていました。

ペットボトルロケットが勢いよく発射すると、その迫力にたくさんの子どもたちが驚いていました。

JCDのマスコットキャラクター「キャロミ」も会場を歩いて回り、地域住民と触れあいました。

JCDのマスコットキャラクター「キャロミ」も会場を歩いて回り、地域住民と触れあいました。

参加してくれた子どもたちに話を聞きました。

谷辺蒼太くん(3年生)・光咲ちゃん(5歳)
「はじめてスライムづくりをしました。プニプニとした不思議な感触が気持ちいい。洗濯のりでこんなものができるなんて面白いです」(蒼太くん)「スライムの色つけがとても楽しかったです」(光咲ちゃん)

藤井陸斗くん(2年生)・靖太くん(5歳)
「やったことのない体験ばかりでどれも楽しかった。大学生のお姉さんたちはとても優しかったです」(陸斗くん)「一番楽しかったのはプログラミング。自分でロボットカーに文字入力して光らせたり、走らせたりすることができて面白かったです」(靖太くん)

蒼太くん(左)と光咲ちゃん(右)「大学生のお姉さんたちにつくり方を教えてもらいました。とても楽しかったです」と、つくったスライムを見せてくれました。

蒼太くん(左)と光咲ちゃん(右)「大学生のお姉さんたちにつくり方を教えてもらいました。とても楽しかったです」と、つくったスライムを見せてくれました。

陸斗くん(左)と靖太くん(右)は全部の体験ブースを回り、終了時間まで楽しんでくれました。「また参加したい」と、2人とも気に入ってくれた様子。

陸斗くん(左)と靖太くん(右)は全部の体験ブースを回り、終了時間まで楽しんでくれました。「また参加したい」と、2人とも気に入ってくれた様子。

広がっていく、JCDの可能性
今回「キャロットマルシェ」を中心となって企画したJCD幹事長の村田栞さん(食品生命科学科3年)は、「以前、山口県にある馬島の地域活性化を図る『うましまプロジェクト』に参加した時、フリーマーケットのような企画があると地域が盛りあがるのではないかと考えたことと、各プロジェクトが合同で行う企画が今までになかったのでやってみたいと思い、チャレンジしました」と語ります。各プロジェクトの強みを活かすことで相乗効果が生まれ、今までになかったイベントを実現することができ、彼女たちも新しい可能性を見出すことができました。

写真右が幹事長の村田さん。ハロウィンが近かったこともあり、女子学生たちは仮装をして、地域を盛り上げました。

写真右が幹事長の村田さん。ハロウィンが近かったこともあり、女子学生たちは仮装をして、地域を盛り上げました。

ご協力いただいた廿日市市職員の方にもお話を伺いました。

女子学生のアイデアが地域の力になる
廿日市市 地域支援員玖島地区担当
桑田聡志さん
「旧玖島小学校では定期的に野菜市とカフェを開いていますが、今回JCDの女子学生が共同してくれたことで、来場者はいつもより多くとても賑やかな1日となりました。初めての試みでしたが、女子学生たちの力に大きな可能性を感じています。これをきっかけに地域住民とつながりを深めて、楽しいアイデアにどんどんチャレンジしていってほしいですね」

「食材や空き家、玖島の自然や資源を活かして魅力を発信するアイデアを待っている」と桑田さん。

「食材や空き家、玖島の自然や資源を活かして魅力を発信するアイデアを待っている」と桑田さん。

初企画ながら大盛況で幕を閉じたJCDキャロットマルシェ。今回のイベントだけでなく、彼女たちは「やってみたい」という思いをエネルギーに変えて、様々なチャレンジを続けています。これからも、女子学生の活躍にますます期待が高まります。

JCDセンター