「一緒に働きたい」と思われる人材になるには 社会人準備講座を開催
2020.02.08
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12月9日、本学で社会人準備講座を開講しました。この講座は現場の第一線で活躍する社会人の方から、社会人としての振る舞いや心構えを講じてもらい、自分の将来に役立ててもらうことを目的としています。今回は株式会社デンソーテン主査で、現在トヨタ自動車株式会社に出向中の吉山和宏さんを講師にお迎えし、学生たちにビジネスマナーや社会人としての心構えを語っていただきました。その様子をお伝えします。
講座は吉山さんを囲みディスカッションしやすい雰囲気で行われました。
社会人として意識すべきこととは
講座は「入社から配属まで」「仕事への取り組み・心構え」「自動車業界を取り巻く状況」の3つのテーマで行われました。吉山さんは、宗教・食事・習慣など海外の人と働く時のグローバルビジネスマナーの大切さや、コンプライアンスを守ることの重要性、「品質」「コスト」「納期」のバランスを意識した仕事の仕方などを説き、また自動車業界の最新事情についても紹介。その後、学生から寄せられた質問に一つひとつ丁寧に答えていただきました。
学生に講義する吉山さん。広島工大のOBでもあり、学生たちの大先輩。
話に耳を傾けながら熱心にメモを取る姿がありました。
「学部卒と大学院卒で働く環境に違いはありますか?」と、吉山さんに質問する学生。
講座終了後、吉山さんに質問する積極的な学生も。
改めて吉山さんにお話を伺いました。
「仕事に失敗はつきものです。しかし、その大半は早めに周りを頼ることで取り返しがつきます。一番良くないのは、一人で溜めこんでしまうこと。新人のミスは先輩や上司の持つ知識や経験値で解決できるので、結果的に言ってもらった方が楽なのです。危ういなと思った時こそ素直に報告することを心がけてください」
「失敗にくよくよしても仕方ない。切り替えて次に向かうことも大事です」と吉山さん。
吉山さんのお話には、社会で活躍するためのヒントがたくさんありました。社会人としての自覚は就職してから持てばいいというものではありません。学生の時からしっかり意識しておくことで、就職活動中も高い評価を得ることができ、就職後もスムーズに働くことができます。学生のみなさんは、これを機会に就職をゴールとするのではなく、就職後の自分も意識しながら生活していくことを心がけてください。