ものづくり体験を通して地域活性化 石内ペノン クリスマスイベントを開催
2020.02.04
このニュースは、クローズされました
12月14日、15日の2日間、佐伯区五日市町にある石内ペノンの一角で子どもたちを対象とした「石内ペノン クリスマス」を開催しました。このイベントは商業施設を活用して、地域活性化を図る活動ができないかと相談があったことがきっかけで、平田ゼミの学生が毎年企画・運営をしてきました。5年目の今回は「手のひらにクリスマス」をテーマに、1日目に「光るプレゼントボックス」、2日目に「自分だけの部屋づくり」を行い、子どもたちにものづくりの楽しさを体感してもらいました。ここでは2日目の様子を中心にご紹介します。
1日目の様子がこちら。「衣食住+癒し」をテーマに光るプレゼントボックスを製作。
光るプレゼントボックスをライトアップ。
作品と一緒に記念撮影。
自分が住んでみたいお部屋を、自由に
2日目のテーマは「衣食住+楽しさ」。ミニチュアのお部屋づくりを通して、子どもたちの豊かな創造力を引き出し、ものづくりを楽しんでもらうこと。また保護者の方に作品を見てもらい、「子どもたちはこんなお部屋が好きなんだ」ということを感じてもらうことがこのイベントのめざすゴールです。製作は、学生たちが子どもたちに寄り添い、サポートしながら進めていきました。
まずはテント型とボックス型の2つからベースとなるお部屋選び。こちらは学生の手づくりです。
続いて好きな色を塗っていきます。早くも子どもたちは無我夢中。
ツリーやカラーマスキングテープ、ビーズ、モールなどを使って自由にデコレーションしていきます。
クリスマスということもあり「サンタさんから何がほしいの?」と、学生と楽しいおしゃべりも。
参加者の声
素敵な作品と共に喜びの声をお届けします。
田中葵色ちゃん(6歳)
「はじめてお部屋づくりをして楽しかったです。ツリーの色付けが難しかったけど、大学生のお姉さんに手伝ってもらって上手くいきました。またつくりたいです」
藤重遥香ちゃん(5歳)
「途中でツリーが倒れたりもしたけど頑張って直しました。好きな飾りを選んで、貼り付けていくのが一番楽しかったです。大学生のお兄さんはとても優しかったです」
「雪だるまを上手くつくれたのがうれしいです」と葵色ちゃん。
「天井の飾り付けが可愛くできました!工作大好きです」と遥香ちゃん。
企画リーダーの学生に話を聞きました。
藤谷柚輔さん(建築デザイン学科3年)
「告知ポスターの製作から、材料準備、会場のデザインまですべてゼミの仲間たちだけで行いました。とても大変でしたが、子どもたちの笑顔を見ることができ、報われましたね。将来は設計やデザイン関係に進みたいと考えています。子どもをターゲットとした設計・デザインがあった時、今回の経験が活きるのではないかと感じています。これからも機会があれば、積極的に参加していきます」
会場の天井には学生お手製のインテリア。クオリティの高さに驚きました。
「ものづくりを通して子どもたちに何を伝えたいのか、テーマ決めに苦労しました」と藤谷さん。
今回のイベントを実行した平田ゼミの学生さん。
2日間を通して子どもたちの感性あふれる作品にたくさん出会うことができました。学生たちは普段学ぶ立場ですが、教えることを通して新たなやりがいや楽しみを感じられたのではないでしょうか。ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた関係者の方々に改めて感謝申しあげます。